【活動報告】「利他の心」でつなぐ国際技術交流― 大城政人会長インタビューより ―
- oprsupa001
- 2月18日
- 読了時間: 3分
皆さま、こんにちは。OPRSUPA事務局です。
今回は、那覇法人会会報誌『若水』2026年号に掲載された、沖縄県技術士会 会長・大城政人さんのトップインタビューをもとに、その内容をダイジェストでご紹介します。
沖縄で育まれた技術と精神が、世界、そしてサモアの地でどのように根づき、花開いているのか。
心温まるエピソードをお届けします。
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■ サモアと沖縄
― 島社会が生んだ、深い「絆」 ―
大城さんは、JICAの中小企業支援事業を通じて、南太平洋の島国・サモアにおいて、10年以上にわたり環境保全や防災分野での技術協力に携わってこられました。
特に印象的なのが、沖縄で培われた「バイオログフィルター」というヤシ繊維でつくられた製品を使った赤土流出防止技術をサモアへ導入した際の取組みです。
サモアへ単に技術を「移転」するのではなく、現地に豊富に存在するヤシの繊維などの資源を活用し、「サモアの人々自身が、自らの手で磨き上げ、継承していける技術」として定着することを大切にされてきました。
現地の人々と共に汗を流し、悩み、考え続ける――
その姿勢こそが、島と島を結ぶ確かな信頼関係を育んできたのです。

■ 「AI」にはできない、沖縄の「ゆいまーる」
インタビューの中で、大城さんは国際技術交流における沖縄ならではの優位性について、次のように語られています。
• 利他の精神と共感力
沖縄に息づく「ゆいまーる」や「命どぅ宝」の心。
それこそが、国際社会の課題に向き合う技術者の原動力である。
• 伴走型の提案
相手国の立場に寄り添い、共に学び、共に築いていく姿勢が、深い信頼関係を生む。
• AI時代における競争力
高度なAI技術は強力なツールである一方、心を通わせる「ゆいまーる」はAIには決して代替できない。
効率や正解だけでは測れない「人と人との関係性」。
そこにこそ、沖縄の技術者が世界で発揮できる価値があるのだと、改めて感じさせられます。
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■ 未来への展望
― 技術交流を「平和外交」へ ―
昨年開催された「オキナワ・コンストラクション・トレード・フェア」では、沖縄の建設技術を体系的に海外へ発信する新たなプラットフォームづくりにも挑戦されています。
「技術を押し付けるのではなく、現地の人々と共に考え、共に歩むこと。
それが、結果として平和外交につながる」
この言葉は私たちOPRSUPAの活動理念にも深く通じる大切な示唆に満ちています。
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大城さん、貴重なお話をありがとうございました。
私たちも「沖縄の心」を胸に、人と人をつなぐ技術交流を大切にしながら、日々の活動に取組んでまいります。



