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沖縄のたいせつな資源「赤土」
共に生きるために私たちができること

活動内容

私たちは、沖縄の大切な資源である「赤土等」を守り、
大切な「美ら海」へ流さないために​活動していきます。

不要になった「赤土等」をただ廃棄するのではなく、
利活用し、付加価値を持った新たな製品に生まれ変わらせること、
そして、沖縄の地域住民や沖縄県に来訪される方々の利益となることを目的としています。

私たちもたくさんの人たちに支えられています。
ぜひ一緒に沖縄の資源を守り、私たちの力で沖縄の未来を繋げていきましょう。

営農委員会

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沖縄県の持続可能な経済発展のためには、現況の赤土等流出防止対策が考慮されない営農は悪循環を生み出しています。
環境に負担の少ない営農法でありながら、資源の好循環を生み出す仕組み作りを行い、その仕組みを県内に広めることを目指していきたいと思っております。

営農支援分科会

営農活動をされている個人・法人・団体様の情報をとりまとめ、産業化の際の企業マッチング等に取り組みます。

営農活動されている方や行政の方、県外にもPRを行いたい方、是非ご参加ください。

活動は年6回。
次回定例会は6月予定です。

ベチバー等のアップサイクル製品開発・研究分科会

赤土流出防止対策として農地等に植栽されたベチバー等をアップサイクルして新しい製品を開発・製造していきます。

アップサイクルにご興味のあるメーカーの方、是非ご参加ください。

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ヴェチナ・コーラルー
「ヴェチバーでつなぐ(ちなじゅん)、珊瑚(コーラル)を守る輪(コール―)」という意味を込めて名付けられました。

活動は年6回。
次回定例会は6月予定です。

農地から流出する赤土等の流出防止に係るワークショップなどの啓発活動支援を行います。

行政の方や啓発活動をされている社団法人の方、是非ご参加ください。

活動は年6回。
次回定例会は6月予定です。

赤土流出対策啓発分科会

赤土アップサイクル委員会

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精製土作成分科会

アップサイクルの材料として使用する精製土の精製方法や、浚渫から精製するまでに求められる安全で品質を保った工事方法の検討を行います。

浚渫工事業者の方やプラント業者の方、是非ご参加ください。

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流出した赤土等から精製土の創出
会員企業の技術により、浚渫した赤土等の泥土からアップサイクル製品の材料となる精製土の創出が可能となりました。

活動は年6回。
次回定例会は5/13(火)です。

アップサイクル製品化分科会

精製土を利用したアップサイクル製品の技術開発や研究を様々なメーカーの方々と行うとともに、生み出された製品の出口戦略となるマーケティング分科会へ発信していきます。

アップサイクルにご興味のあるメーカーの方、是非ご参加ください。

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赤土コンクリートタイルブロック

赤土コンクリートプランター

活動は年6回。
次回定例会は6月予定です。

アップサイクル製品化分科会にて生み出された製品の効果的な設計への検討会や、ユーザーから求められるニーズを製品化分科会へ発信し、マーケットイン型の仕組みを作ります。

設計事務所や小売業の方、是非ご参加ください。

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活動は年6回。
次回定例会は6月予定です。

アップサイクル製品
マーケティング分科会

品質承認委員会

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浚渫時の品質保証を担保するフローの作成・承認方法などを行政や有識者の方々と検討します。

行政や大学、分析企業や土壌研究の有識者の方など、是非ご参加ください。

活動は年6回。
次回定例会は5/21(水)です。

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沖縄の環境課題

赤土等は、大地にあってこそ大事な資源。
大地を離れ海に流出してしまうと、さまざまな悪影響を与えてしまいます。

赤土等とは

「赤土等流出防止パンフレット 未来につなげよう美ら島・美ら海の恵み」より抜粋.jpg

沖縄県には、主に国頭マージ、島尻マージ、ジャーガル、沖積土壌の4種類の土壌が分布しています。

一般的に「赤土」と呼ばれているのは国頭マージですが、海へ流出する土には島尻マージ、ジャーガル、沖積土壌も含まれるため、赤茶色の土(国頭マージ、島尻マージ)や灰色の土(ジャーガル、クチャ)など、砂や小石を除くすべての土壌をまとめて「赤土等」と呼ばれています。

※「赤土等流出防止パンフレット 未来につなげよう美ら島・美ら海の恵み」より抜粋

沖縄県に分布する土壌

沖縄県の分布面積の約55%を占める国頭マージは、粒⼦が細かくて分散しやすいため、受食性が高く、透水性は低いため、流出しやすい性質を持っています。
島尻マージ、ジャーガルが占める割合も多く、沖縄県の土壌は極めて流出しやすい環境にあるといえます。

※「赤土等流出防止パンフレット 未来につなげよう美ら島・美ら海の恵み」より抜粋

「赤土等流出防止パンフレット 未来につなげよう美ら島・美ら海の恵み」より抜粋_2.jpg
「赤土等流出防止パンフレット 未来につなげよう美ら島・美ら海の恵み」より抜粋_3.png

赤土等の流出のイメージ​

赤土等は、雨が降ると農地や裸地や開発地などの土壌から削られて、雨水とともに河川へ流れ込み、海へ流出してしまいます。

そして、川や海へと流出した赤土等は、表層を漂いやがて沈下し海底に堆積していきます。

​そのため、サンゴや海藻、魚や貝、エビやカニ、ハゼなどの水生生物の生育にも影響を及ぼします。

※「赤土等流出防止パンフレット 未来につなげよう美ら島・美ら海の恵み」より抜粋

自然環境への影響

  • 魚介類やサンゴ類の生息・生育環境そのものを改変してしまい、悪影響を及ぼす。

  • ​河川の流下能力の低下を招き、氾濫発生や自然の浄化機能を低下させ、水質を悪化させる。

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海底に堆積した⾚⼟等.jpg

サンゴ等に堆積した⾚⼟等

海底に堆積した⾚⼟等

産業や県民生活への影響

  • 水産養殖業や沿岸域での漁業に大きな影響を及ぼす。

  • 観光業やマリンレジャーなどの利用に適さなくなり、観光産業に影響を及ぼす。

  • 沿岸海域等は、地域に根ざした様々な祭事や伝統、文化、習慣等の実践の場、豊かな自然に触れることができる教育の場であるが、赤土等流出はその障害となる。

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⾚⼟等による海中の濁り

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濁り等で生育不良の養殖モズク

※「赤土等流出防止パンフレット 未来につなげよう美ら島・美ら海の恵み」より抜粋

赤土等が育む沖縄らしさ

赤土等は、赤瓦の屋根やシーサーなどの焼き物(やちむん)の原料として利用されています。

サトウキビやパイナップルなどの農産物を育てるためにも必要です。

首里城の屋根瓦や窓枠の鮮やかな赤も、王朝時代から久米島の赤土が染料として使用されています。

​沖縄らしい文化や特産品、風景には赤土等があるから生まれたものも多く、豊かな恵みを与えています。

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